投稿者「中塚 聡」のアーカイブ

MOD LUNGありがとうと伝えたくて伝えたくてふるえる

今回も長めに書きました。

MOD LUNGが解散ということで、非常に寂しい想いをしております。
しかしまずは、お疲れ様でしたと言いたいです。
寂しさはもちろんあるのですが、矢田さん、安原さんは、解散と同時に、THREE MINUITE MOVIE足達さんと新バンドを始動させるということなので、そちらに期待したいです。大地もTIN SOLDIERSはやっていく、んだよね?当然のように楽しみにしてます。

ドラムの岡田もツイッターで触れてましたが、僕らはMOD LUNGというとやはり思い入れがあります。
まず、僕らが矢田さんや、元ベースのコウタさんの大学の後輩ということ(僕だけサークルは違うけど)はあるんですが、何より刺さったのは、矢田さんがMOD LUNGを始めたタイミングが、僕が大学2年生くらい、USインディーやエモ、ポストロックなんかに興味を持ちだしたころだったということです。

THIS WORLD IS MINE、LINEなどをやって来た、あの”エモプリンス”矢田さんが新バンドを!と言って、サークル周りでザワザワ盛り上がっていたのですが、僕はその2バンドをほとんど知らなかったので、何だかあまりよくわかってないまま、周囲の盛り上がりに「何となく面白そうだ!」と便乗してみたのがきっかけで、結局音源聞いて、ライヴ見て、そこにずっぽりハマって興奮したのでした。

メロディックやエモを通過してきたあとに鳴らされた、暖かみを増したインディーロック的なサウンド!USインディーへの憧れが特に強かった(PEAK WEEKとか行って、マジで最高だった)当時の僕にはド直球に来たのです。1st EPの「rockin’g mammal times」は、自己評価が低いということなんですが、僕はかなりの影響を受けています。

MOD LUNGの影響はとても大きくて、大学卒業して岡田とスタジオ入るようになり、いざ音を鳴らしてみると、それが音にモロに出てました。ちょうど卒業したくらいのタイミングで、1stアルバムが出たということもあったし。その後1年くらい経って伊藤ちゃんがハローホークに加入してからも、けっこう試行錯誤があって、結局納得いく曲ができるまでに、トータルで2年くらいを要したのです。
結成当初は冗談交じりで、「身内の企画でMOD LUNGと対バンして、POWER ELEPHANTからリリースが目標だな~」というのもよく言っていました。

MOD LUNGから、というか矢田さんから、影響を受けたのは、音楽的な部分もさることながら、バンドを続ける姿勢、みたいなこともあったように思います。
社会人やりつつ、バンドもやっていく。今考えれば、周りでは割と当たり前なんですが、大学当時はインディー的な状況に今よりも詳しくなかったので、そういう姿勢がとても新鮮に見えたのです。
平日はバリバリと仕事して、土日でライヴ・スタジオ、音源も作って、国内で築いたローカルなつながりがあって、呼ばれてツアーも回る。しかも矢田さんが一味違うと思ったのは、「仕事の借りは仕事でしか返せない!」という発言に見られるように、社会人としての覚悟、にとても自覚的だった点。
色々なやり方があっていいと思うんですが、こういうことをはっきり言う、というのはかっこいいな、と思いました。

僕らとしてはもちろん、POWERELEPHANT!から念願の1stアルバムをリリースしてもらって、感謝も大きいです。bedやdOPPO、toddleやWE ARE!、herpianoなど、大好きなバンドとつながりが持てたのも、矢田さんがハブになったところも大いにあったと思います。
と、散々持ち上げてきましたが、レーベル社長と所属バンドとして、矢田さんとだいぶ近くなってしまった僕らからすると、上に書いたようなことは、ウソではないし、実感ではあるんですが、”エモプリンス”及び社会人の先輩としての尊敬もありつつ、今では正直、”三谷幸喜似おじさん”としての、ゆるい振る舞いの印象も強いというのも事実です。
さっき挙げたバンドのメンバーからも、しょっちゅういじられたりしているし、僕らもレコーディング中に面白エピソードを間近でいただくこともできました。

僕が言うのはすごい偉そうだし、おこがましい、という点には目をつぶってもらいたいと思いつつ書きますが、MOD LUNGも、歳を経て変わっていく音楽的嗜好や、生活の様々を、生きざま的に音で表現していくところが魅力のひとつであったわけで、”プリンス”として伝説みたいにならずに、みんなから愛あるツッコミをもらう矢田さん、というのも、また魅力的な歳の重ね方だなと思うのです。

なので、解散に伴う寂しさも感じつつ、次はどんな音を鳴らしてくれるのか、楽しみであるし、必ず対バンしたいな、と思います。僕らも続けていきます。

まだ書き足りない点もあるような気がしますが、とりあえずこんなとこで。
影響を多々受けたぞ!という点を感じてくれたら幸いです。

聞いたことない人は是非聞いてみましょう!まだ音源は入手できるはず。

前も書いたかもしれないけど、僕はex.MOD LUNGのコウタさん(現groaning groove)のベースラインは、1,2を争って好きだし、影響受けまくりだぞ、という点も付け加えておいて、さようなら!
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せんだいったん!

仙台行ってきました。先週の土日です。
個人的には、ハローホーク専属ドライバー、ミスターテキトーこと山川と、もう一人の友だちと3人で来て以来、2年半ぶり。そのときはひたすら無計画に観光してたんですが、今回は誰が何と言おうとライヴしに行ってきました。

そして今回も、着くなりベタに牛タンを食べました。
「㐂助」
適度な歯ごたえと味わい、甘辛い仙台味噌のたれがかかった牛タン。
おいしゅうございました。

遠征の移動中も、ライヴ後の打ち上げでも話題になったのが、
「なぜ仙台=牛タンなのか」問題!
市内は牛タンのお店が多く、消費も多いであろうに、さりとて、仙台で牛の生産が盛んかというと、必ずしもそうでもなさそうだぞ、というのが疑問のもと。地元の名産だということが明確であれば、まあ納得なのですが、それならば、「タン」だけでなく、牛を食べること自体がもっと盛んでもいいはず!と、疑問がむくむく!移動の車内でも打ち上げ会場でも、大議論ハッスルで、韓国の国会ばりに掴み合いだったんです。地元の人も、由来をあまり知らないようで、血だらけになりながらもその場では答えが出ず、帰宅して調べてみました。

はたして、こちらに、その答えが載っていました!
http://www.gyutown.com/about/history.htm
http://www.aji-tasuke.co.jp/history.php?PHPSESSID=cjah6e6165j4gcjtachab3csv7

ざっくりとかいつまみますと、戦後間もない昭和20年代当時、焼き鳥店を経営していた「太助」創業者の佐野啓四郎氏が、戦後の食糧難にあえぐ中「何とかヒット商品を生もう」と考え、洋食店を経営する友人に助言を求めたところ、勧められたのが「牛タン」であった、と。その後、苦心しまくって試行錯誤を繰り返し、今見られるような「牛タン焼き」が完成!したんだそうです。当時から、牛タンそのものは地元の名産、というわけではなく、佐野氏も、その入手には大変苦労していたとのこと。
今はアメリカ産とかオーストラリア産を使っているところがほとんどらしいので、名物とは地場のものに限らないのですね。大分の佐伯行ったときも、大分は鶏食が盛ん(実際調べたら消費量1位だった!)、ということで、鶏のお店(「由布」うまかった!)に行ったんですが、さりとて地元で養鶏が盛んなわけでもない、とのことだったので、これも何らかの事情があって鶏をよく食べるようになったんでしょうね~、って話してたことを思い出しました。食に歴史あり!これからも遠征の際は、名産を食べつつ、気まぐれに謎に迫ったりしてみるかもしれません。

と、全然関係ない食のことを書き連ねつつ、目的のライヴですが、
今回、仙台の人々に、非常に温かく迎え入れてもらえた!ような気がしました。
お客さんは、決してたくさんということではなかったのですが、それでも熱心に見てもらえた、ような気もしました。これが素直な実感。

そして僕らを呼んでくれた佐々木くん(ナイスガイ!)率いるAIN’T ME、またmaggie loves saltの地元バンドかっこよかったです。音源ほしい!
Ohayo Mountain Roadも初見でしたが、とてもかっこよく、ライヴ終わったあと、酒井さんに「僕、BREAKfAST時代から、酒井さん見てます!」と、あこがれの先輩に話しかける的な感じで話しかけたところ、あのいい声で「このホモ野郎!」と罵られて、いい思い出ができました。

今回呼んでもらって、さっきも書いたけれど、なんだか温かい感じで迎え入れてくれて、やっぱり呼んでもらって愛情を感じると、行って良かった!と思えるもの。願わくば、次行くときは、もう一回り大きくなっていたい…!また行きたいです。

次回は伊豆へ行きます!
3月にあるライヴは3本とも乍東十四雄に呼んでもらっています。感謝!

“IZU YOUNG 1″ by 乍東十四雄

3/3(土)
@上うなぎ丸平の蔵(静岡県三島駅徒歩12分)

Act:
DIEGO
MANT
Hello Hawk
乍東十四雄
スーパーOTOTOI GROUP

14時〜19時半
1800円(ドリンク代不要・持込ok)
FOOD:ろたすのギョーザ

こんなところでやります。
乍東十四雄のHPより転載です。

場所はここ!

よろしくちゃんです!
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風邪気味からの失脚!

この月曜に、恥ずかしながらインフルエンザを発症しまして、ほぼこのウィークデイを棒に振りました。
月曜は、風邪気味だな~と思いつつ、薬飲んでマスクして普通に出社してたんですが、どうも風邪が、”気味”からジャスト風邪にシフトしつつあるなーと思ったその夜、僕の熱は地獄のように上昇しました。グーングン。

それでまあ翌日病院でインフル発覚し、薬(タミホー!)を処方され、飲み、解熱し、それからはアホのように寝ていたわけです。検査してインフルだとわかり、途端に隔離されるあの切なさったらない。

そしてまあー一日ってほっとくとあっという間に過ぎますね。3日間家にいましたが、あまりに実が無かった。わたくしは企業戦士として会社に戻るべく、また週末には一バンドマンとして仙台へ遠征すべく、休養に励んでいました。寝るしかない。じたばたしても仕方ないので、寝て起きて、録りためたブラタモリを見て、ラジオ聞いて寝てました。寝すぎて腰痛い。

ご心配をおかけしました。まだ病み上がり的なけだるさはあるのですが、無事社会復帰果たしたいと思います。明日は会社行くし週末は仙台行くぞ!

さて、前置き長くなりましたが、以下は、今週の月曜夕方くらいに仕事の合間に書いた文章です。書き終えた後で、手直しして夜アップしようと思っていたんですが、上に書いたように、インフルになり下がったわけです。インフル時代直前の、ある牧歌的な記録として、お読みください。

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「風邪風人間としての生きざま」

風邪を引いた、気がする。
全国的にインフルエンザが猛威をふるっているし、そうでなくても風邪流行りなこの頃なので、ご多分に漏れず、僕もいただいちゃったみたいです!ありがとうございます!
僕が働いてる職場でも、インフルーエンスしまくっていて、インフルではないものの、ついに風邪らしき症状が忍び寄って来たということです。ジーザス。

しかし風邪は、自らで「風邪である」ということを認めてしまった時点で初めて、風邪となって立ちはだかるもの。あらゆる物事は、そこに名前を付けられることで、初めて生が宿るのと同じこと。なので、僕はこれをあくまで風邪と認めず、「風邪風人間」を名乗って生きる日常キープオンなわけです。

昨日は、フラットライナーズ&room202企画でした。フラットライナーズの皆さん、「不運な人」のアルバム発売、改めておめでとうございます!
当然なのですが、バンドのあり方は色々で、それに対する好みも様々なわけで。
フラットライナーズは、マイペースだけれども、決して歩みを止めずに(ひょっとしたら時おり一服してるかもしれないけど)、じわじわと進んで、来たんだろうなあと思わせる、サウンド。
生き急いだり、激しい衝動に駆られて生み出される刹那的な美しさ、というものは、人を引き付ける強さがあるものですが、そうではない音、というか生き方にもまた同様に魅力があるもので。
他ならぬ自分自身が、刹那的なものに憧れながらも、そうできないという歯がゆさがあるので、そう感じるのかな、と思います。長くやったものにしか出せない味、というものを存分に浴びた気がします。

ドラムの岡田が、toddle/moolsのうっちーさんに、どうやったらバンドが長続きするんですか?と聞いたところ、
内「メンバーでご飯食べ行ったりしてる?」
岡「練習の後とか、だいたい行きますね」
内「それなら大丈夫」
と言われたそうです。
基本ながら、こんなことがとても大事。よし、今年もこれからも、やってやるぞと!ひゅー!

本当に昨日はroom202も、toddleもかっこよかった…。
そしてこの日は、何のメッセージ性もない、まじりっけの無い純粋な無意味MCができた、と密かに満足していたのですが、後で出てきたtoddle江崎先輩のあまりのスウィングっぷりに、実力の差を思い知った次第でした。
今週末は仙台です!バンドでは初!

2/19(日)
@仙台Birdland
ain’t me presents
『Being There』
-Hello Hawk「さかなの目」レコ発-

出演
Hello Hawk(Tokyo)
Ohayo Mountain Road(Tokyo/ex.ANSWER,BREAKfAST,NIAGARA33)
Maggie Loves Salt
ain’t me
ANSWER

OPEN/START 14:30/15:00
ticket ¥1800 (1drink in)

そしてさらに今週末に公開の、これも楽しみですなー。
僕は恥ずかしながら、石井監督作品は狂い咲きサンダーロードしか見たことは無いんですが、ひさ子さんが音楽を担当、しかもtoddleの曲が主題歌!
バウスシアターにて爆音で見たいぜ。


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ではでは、仙台、よろしくお願いします~!
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