投稿者「中塚 聡」のアーカイブ

明日は金沢!

こんばんは中塚です。
気づいたら桜も散って、すっかり春。
と、思いきや寒の戻りでここ数日寒い。
冷え性気味なので、寒さはうんざりこのうえないのだ。


そして明日はHello Hawk初の北陸上陸ということで、金沢へ行くのです。
CARD兄さんの名2ndアルバム「Lucky Me」のレコ発、金沢編に呼んでいただきました!

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15/4/11 CARD 『LUCKY ME』 release tour “day to day” (金沢)
2015年4月11日(土)
@金沢メロメロポッチ

CARD 『LUCKY ME』 release tour
“day to day”

出演:
CARD
Hello Hawk
ゆーきゃん
deafest
おばけのキーン
herpes
Monsoon Cinema

OPEN/START 16:00/16:30
ADV/DOOR 2300円(+1Drink)
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大好きなCARD兄さんのレコ発なので、楽しみなことこの上ないです。
アルバム素晴らしいので、予習してぜひ会場へ!


バンドだけでなく、僕としても金沢は初なので非常に楽しみ。
北陸新幹線開通直後でさぞや盛り上がっていることでしょう。
あとスシが食べたいです。日本海の海産物を適度に浴びたい。


さて、そしてやはり金沢といえば、これ、
井上靖の小説「北の海」の舞台でおなじみですね(僕の中では)!
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「北の海」は、「しろばんば」「夏草冬濤」に続く井上靖の私小説三部作の三作目です。
昭和初期、静岡県の沼津中学を卒業し、特に当てもなく母校の柔道部で
練習してはダラダラと過ごす主人公・伊上洪作は、金沢の四高の柔道部員から
スカウトを受け、四高の目指す「練習量がすべてを決定する柔道」に魅力を感じ、
まだ入学もしていない金沢へおもむろに向かい……というお話。

実家の本棚に偶然にもこの三部作があったため、
中学生の頃に3冊いっきに読んだ多感きわまりない中塚少年は、
その青春のすがすがしさと、出会いや別れの切なさに胸打たれ
非常に感銘を受けたというわけです。

タイトルの「北の海」というのは
主人公がもともと過ごしていた沼津の海と対比した金沢の日本海のことで、
作品中では城下町金沢の美しい街並みと、日本海や犀川が印象的に描かれています
(現・相撲協会理事長で元・横綱の北の湖のことではないよ!)。

とにかくこんなこともあってか僕の金沢に対するイメージはとても良いのです。
今回はたぶん時間がないと思うので、そんなに何したりということもできないと
思うのだけれど、個人的に行った際には、小説ゆかりの地や名所をめぐってみたいものです。

ちなみに僕が楽しみにしている北陸の海の幸ですが
この作品では特に海産物に関しては記述がなく、むしろ何かとすき焼きを食べてるので
「せっかくだから魚食えよ!」と、大人になった中塚少年は声をあらげそうになるのでした。
そんなこと言うようになっては青春のきらめきも台無しですね。
それにしても、昭和初期と今とでは海産物の位置づけが違うのでしょうか。
はてさて。


なにはともあれ、明日の金沢、お待ちしてます!




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違う、そうじゃないと言った僕の声は寒空に消えていった

こんばんは中塚です。

夜道におけるマナーを知りたい。

夜道で、自分の前を女性が歩いているとき、ふるまいに悩むことがある。
薄暗い道で、周りにお店も人通りもない。
今歩いているのは、僕と女性一人だけ、というシチュエーション。

気にしすぎかもしれないけど、もうこのシチュエーションになったとたんに
「ああ、俺今きっと不審がられてるんだろうな」と思ってしまう。
女性がこっちを気にして早足で歩いてる感じがしてならない。
紳士たるもの、夜道で女性を恐怖に陥れてるようなことがあってはなるまい。
そう、僕は夜道のマナーを知りたい。


こんな風に日ごろ夜道で悩んでいた僕に
決定的な出来事が起きたのは、ある寒い日の夜のこと。

午前0時過ぎ、僕は家の最寄り駅で電車を降り、
改札階へ向かうエスカレーターに乗ろうとホームを歩いていた。
ふと気づくと、僕の前にはひとりの女子高生が歩いている。
けっこう遅い時間だし、何となく気にはなったけど
サラッとそのまま流れで彼女に続いてエスカレーターに乗った。
今思えば、このとき既に彼女がこちらをチラチラ見ていたような気はする(悪い方のニュアンスで)。

エスカレーターは改札階に着き、改札を出る。
駅前は人もまばらで、同じ電車に乗っていたとおぼしき人たちが、小さなかたまりとして駅前に降り立ち、それぞれの家に向かって散らばろうとしていた。
僕も家に向かおうと歩く。小さなかたまりはたちまちにバラけて、周りにはほんの数人が歩くだけ。
ふと前方を見ると、歩く2、3人の中に、さっきの女子高生がいた。4、5メートル先くらい。
そのとき、何かの拍子に、彼女は一瞬こちらを振り返った。

このタイミングで、僕の頭には、
「不審者だと思われていたらどうしよう」と不安がよぎった。
思えば、駅のホームから進行方向が一緒だったので、
ずっと彼女の後ろを歩いていることになっている。
もちろん偶然なんだけど、これはまずい。

周りに歩いていた人たちもいつの間にやらいなくなり、気づけば僕と彼女の間には誰もいなくなっていた。心なしか彼女の歩調が早まっている気がする。僕は逆に距離をとるため、歩みを少し遅くしてみた。彼女の緊張感が伝わってくるような気がする。

「ああ、早く僕と違う方向に行ってくれないかな」。
追い抜くには少し距離があるし、それでスピード上げたらなおさら怖がられそう。
ここで僕が立ち止まってさっさと先に行ってもらったらいいのかな。
でもそれはそれで怪しいし…。
それに、本当に不審者がられていると、まだ決まったわけじゃない!
寒いんだしこっちだってさっさと帰りたい。

とかウダウダと考えながらなおも歩いていると、
次の角で女子高生は曲がっていった。僕とは違う方向だ。良かった!
ホッと安堵しながら、彼女が曲がっていった角にさしかかったので、僕は何となくそちらを見てみた。

すると、そこで僕の目に入ってきたのは……
全速力で走り去る女子高生の後ろ姿だった。

お茶を濁すような小走りなどではなく、まごうことなき全力ダッシュ。
僕が目を向けたその次の瞬間には、あっという間にさらに先の角を曲がって、
完全に視界から消えていった。
全力ダッシュ。それは僕に対する不審者の烙印。

おお、女子高生よ。怖がらせてしまったことについては謝る。
後ろからついていったつもりは毛頭ないけれど、そりゃただでさえ不安な夜の帰り道。
結果的に後ろからずっと歩いてついていったようなことになってしまったら怖いだろう。
しかし、おお女子高生よ。
僕が着けてたマスクとニット帽とちょっと暗めの色したアウターは、
あなたを怖がらせるのに十分だったかもしれない。
しかししかし、おお女子高生よ女子高生よ。

全力ダッシュで逃げられた僕はとにかく、鈴木雅之ばりに、こう伝えたかった。
「違う、そうじゃない」と。


ただしこの曲の歌詞の続きでは「君を逃がせない」と言っているので、こんなこと言っちゃったら女子高生にとってはさらに地獄だろう。

僕からにじみでる何らかのエッセンスが、夜道と混ざって恐怖を与えているのだろうか。
そもそも男性ならみんなこんな感じで怖がられるもんなのか。気になる。
もし、僕が日頃(たまにですよ)考える、あんなこんな良からぬこと。
そんな思考がイヤホンの音漏れみたいに、周囲にちょっとずつ聞こえているのだったらどうしよう。
そうだったら、夜道だろうと昼間だろうと、逆に僕が歩けなくなる。怖すぎる。

とにもかくにも、夜道のマナーを教えてほしい。誰か、お願いします。


いろんなことがあるけど、空には星がきれい…。



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半ズボン少年 大いに冷える

もうすっかり季節は冬。
冬になるとふと思い出すのは、自分の小学生時代。
僕はそのころ、冬でも半ズボン履き通す少年であった。

今でも時おり見かけるけれど、真冬でも薄着の少年が、学年に1人か2人くらいはいたような記憶がある。僕は下が半ズボンなだけだったけど、半袖で貫き通すやつ、半袖&半ズボンのダブルコンボをキメる猛者、いろいろいた。僕も、きっかけは全然覚えていないけれど、なぜか小学校低学年から5年生くらいまで、夏でも冬でも半ズボン少年であった。

「冬でも薄着派」の少年。実際寒くはなかったんだろうか。
「冬でも薄着派」派閥の中でも、いかにも寒さに強そうな健康優良児的な少年は、実際に体温高いがために半袖着てそうな説得力があった。力士が冬でも薄着なのと同じで。

ただし僕について言えば、完全な痩せ我慢だった。どう考えても寒かった記憶がある。
真冬の朝、サッカーボールが太ももに、バチーンと当たったときのあの痛みを、いまだ覚えている。
それでも全然痛くないし少しも寒くないわとうそぶいて意地を張るのが半ズボン少年としての宿命と思っていた。なので、誰に頼まれたわけでもないのに、やめるわけにはいかない、と、勝手に自分が作り上げた見えない敵と戦っていたのだ。

そして冬に薄着でがんばっていても同級生からは特に褒められなかったけれど、なぜか大人たちからは好評だった。
真冬に半ズボンで外を歩けば「ボウズ、がんばってるな」「あらまぁ、寒いのにえらいわねぇ」
そんな言葉をかけられたりして。僕は、鼻息も荒く、誇らしい気持ちになったものである。
大人に褒められる、それはなんともいえない喜びがあった。こんな程度のことでも、大人に認められたことで、僕はとてつもない優越感を感じられて、周りに差をつけたような気持ちになれた。ほんと、当時を思い返すと、子供特有のいやらしさを固めて丸めたような性格していたなと思う。
褒めがほしいという純然たるやらしい動機が、真冬の寒さでも半ズボンを履くというよくわからない行為に、僕を駆り立てていたのだった。

とはいえ、今となっては、褒めをねらって薄着になるのもなんだという話だ。薄着だからって褒める大人っていうのもなんなんだという感じもする。
冬に薄着でがんばるのが男子ばっかりで、女子にはほぼいないっていうのも、小学生時代の男女の違いを如実にあらわしてるなあ。

冬でも半ズボン少年だった僕は、今やヒートテックが手放せない、冷え性気味の大人の男になってしまった。半ズボンでがんばった我慢が、今に生きてないことこのうえない。
もしかして寒さに耐えてがんばり続けていたら、今ごろ冷え知らずだったのかもしれない。
すべては、僕が脱ぎ捨てた半ズボンとともに消え去った。

手足が冷える切なさを抱えて生きる今の僕を、あの日の半ズボン少年はどう思うのだろう…。


さ、今日20日と翌日の21日。年末の土日に連続でライブなので、ぜひ!
と、思ったら20日はソールドアウトしたそうな。当日券の有無は池袋ORGへお問い合わせお願いします。オルグもかなりお世話になったけれど、今年いっぱいで閉店とのことなんで、寂しさありますね。

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◆2014年12月20日(土)
@南池袋music org

my letter 1stアルバム レコ発企画

出演
my letter
ゆーきゃん
Hello Hawk
H MOUNTAINS
Taiko Super Kicks
OPEN / 17:30 START / 18:00
ADV / 2000円 DOOR / 2500円 (+1drink)



◆2014年12月21日(日)
@新宿studio node

BLACK HOLE presents…
出演
Hello Hawk
POSTER(member from OFFICE VōIDS+ex-TRADEMARKS)
sweat.(member from car10)
yep(from愛知)
おれ、夕子
The Doodles
OPEN/START 16:00〜
ADV/DOOR 1000円

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今週末で、好きなドラマ「ごめんね青春!」が終わってしまう…。
青春のあるあるとツボをついたギャグと、愛せるキャラクターたちと、ちょっとホロッとくるストーリーと。とても面白かったし毎週楽しみだったので終わりが寂しい。
見終わっても、その俳優のことを役名で呼びたくなるドラマとか映画はいい作品だなと思うけど、自分の中ではそれでした。またあいつらに会いたくなる的な。
いろいろ出演者が魅力的だったんですが、中井さん役の黒島結菜がすごくかわいかったです。






そんなこんなで、またお会いしましょう。



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